It's K's life.

けーくんの備忘録です。2018年夏からケンブリッジのMBAに行きます。三島由紀夫と海老蔵に似てます。

なんで、私がTECH: :CAMPに!?

MBA留学するまで一ヶ月ほど時間があったので、国内トップのプログラミングスクールであるTECH: :CAMPに通ってみた。

tech-camp.in

え、何で?今更エンジニアになりたいの?と疑問をお持ちの方もいると思うし、興味あるんだけど!どうだった?というご関心お持ちの方もいると思いますので、理由・感想、順を追って説明したい。

 

  1. なんで、私がプログラミングスクールに!?

    エジプトに3年住んでいて驚いたのが、途上国の公的な領域でデジタルが起こす革新的なサービスの発展。例えば、カイロでのUberの急速な普及。赴任当時はまだまだエジプト市場に参入直後で一部の感度高い人しか利用していなかったけれど、2年後には中流階級のほとんどがUberもしくは中東でのその競合であるCareemを利用するようになっていて、人口2000万人を超える巨大都市カイロの脆弱な公共交通網を補完するようになっていた。

    途上国の社会を変えているのはUberのようなメガテックだけではない。エジプトにも沢山の若い起業家がいて、最新のテクノロジーを活用して社会を変えようと取り組んでいた。仲の良かったエジプトの友人に、Google Mapでもデータが取られていないインフォーマルな交通サービス(個人経営のミニバス等)

    の情報を収集して補完するという起業家がいた。途上国の交通網の多くが未だにインフォーマルセクターであることを鑑みれば、その意義は非常に大きい。

    そうした変化はエジプトにも運輸交通分野にも留まらない。他のアラブ諸国でも、東南アジアでも、アフリカでも起こっている。電力・医療・金融・教育等、広範な分野で起こっていることだ。アラブの春の発端がSNSであったことは記憶に新しいが、政治のようなデジタルとは縁遠かった分野でも変化は増えて行くだろう。

    そう、テクノロジーの加速度的な進化によって、数十年程度でシンギュラリティが到来すると言われているが、既に途上国では大きな変化が起きており、デジタル技術は今後その発展を支える基盤となって行く、そう確信するようになった。そして、今後も社会の発展、特に途上国の発展に関わりたい者として、テクノロジーについて少しでも理解を高めたいと感じた。特に、テクノロジーの基礎の基礎になっているプログラミングについて、時間のある今、「エンジニアと話して何となくイメージが湧く」程度には学びたいと考えた。

  2. 何で私はTECH: :CAMPを!?

とりあえず①期間は一週間〜一ヶ月くらい、②価格はMax10万円強、とフィルターをかけて調べてみると、結構スクールも色々とあることが分かった。まとめサイトを見たら20個くらいあって判断できず。中にはフィリピンにエンジニア留学みたいなのもあった。

仕方ないのでFacebookにオススメのプログラミングスクール教えて!と投稿したところ、回答してくれた友人いずれもTECH: :CAMPを推していた。そのうち誰も通っている人はいなさそうだったが、他に決め手になる情報もないし、皆んなが揃って勧めるってことはそれだけ評判が良いのだろうと考え、TECH: :CAMPを選んだ。

ちなみに後から知ったのだが、本田圭佑さんもW杯後TECH: :CAMPを受講したらしい。投資もやって、国際協力もやって、さらにプログラミングまで、、、本田△

 

  1. TECH: :CAMPの感想

と、結構適当に選んだTECH: :CAMPだったが、非常に満足度は高かった。13万円くらい払ったが、全然ペイしたと感じている。その理由を以下に述べたい。

  • 基本、超分かりやすい

もうそのまんま、めっちゃ分かりやすいっす。

カリキュラムは非常に細かく分かれていて、基礎の基礎から始まる。そこから少しずつ積み上がって行くが、全カリキュラムでスクリーンショットを使って丁寧に解説がされている。むかーしむかーし、ホームページ作成の本を読んだときは超分かり難くて挫折した記憶があるのだけど、TECH: :CAMPの場合常に生徒のフィードバックを反映してカリキュラムに改良に改良を積み重ねていて、超分かり易い。

が、もちろんそこには限界もある。文章を読んでも、サンプルのコードを見ても、どういうことか分からないことはある。そんな時TECH: :CAMPの場合常時教室にメンターと呼ばれるエンジニアのサポーターがいて、非常に分かりやすく質問に回答してくれる。メンター間で用いているSlackグループもあり、わからない場合は他のメンターともやり取りして答えを探してくれる。オンラインで遠隔から受講する場合も、すぐに回答してくれる。

僕自身はそこまでは時間と必要性が無くてやらなかったが、オリジナルのアプリケーションを作りたい場合もメンターのサポートを受けながら作り上げることが可能だ。

基本的に脱落者は出ない設計になっていると思う。センスゼロの自分には最高だった。

  • 驚くべきフレキシビリティ

A.場所、B. 期間、C. 内容、これらの点でびっくりするほどフレキシビリティがあった。まず、場所。関東なら教室は山手線沿いを中心に各地にあり、その時々で都合の良い場所で学べる。全国各地の拠点も増えているし、オンラインでの受講も可能だ。今日は新宿で、明日は渋谷で、週末は家からオンラインで、翌週は大阪で、なんてのもやろうと思えばやれる。

次に期間。TECH: :CAMPでは通常コースは一ヶ月間のカリキュラムになっている。初月は入会費128,000円が必要だがその後もメンターのサポートを受けながら学び続けたければ月々12,800円払えば学習を続けられる。それとは別に合宿形式で一週間で学ぶプログラム等もある。私はこの一週間爆速でプログラミンを学べるという売り文句が魅力的なイナズマコースを選んだ。

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イナズマコース一週間でも一通りアプリケーション作成に必要な基礎的知識が得られるし、それから23日間は復習期間として応用的な学習を受けることもできる。

加えて、内容。現在イナズマコース・通常コースだと、①Webアプリケーションコース、②AIコース、③VRコース、④デザインコース、⑤スマホアプリコース(iphone)の5つのカリキュラムを学べるようになっているのだが、仮に最初Webアプリコースの学習からスタートした場合も、途中で他のカリキュラムを学ぶことができる。一旦Webコース中断して、リフレッシュにデザインコース、とかもできる。このフレキシビリティは受講するまで理解できていなかったが、いずれもつまみ食い的に学ぶことができてとても良かった。

  • プログラミングだけに留まらない学び

プログラミングのコードが書けるようになること以外にも学びがある。

例えば、アマゾンのクラウドサービスを使うとかなり楽に作業ができるし、自社でサーバーを持つより安価に開発できることだったり、プログラミングに際してGIT等のサービスを使うとより楽に他のプログラマーと共同で開発ができたり、VR等でのゲーム開発にはUnityのようなサービスが使われていたり、そんなプログラミングの周辺領域についても幅広く知識を得ることができる。また、ウェブサイトのデザインや、パソコンで作成する資料のデザインについてもどういった点留意する必要があるか学べた。プログラミングスクールに期待していた以上の学びがあった。

 

他方で、当然改善点もある。カリキュラムはどんどん改善されて、内容も追加されているが、新しい箇所は説明が不十分な箇所もある。メンターも新しい人が結構いて、クオリティにバラつき無しとは言えない。また、デザインコースに限っていうとメンターは特定の時間にオンラインでしか問い合わせ対応をやっていない。

 

それでもやはり総合すればTECH: :CAMPには投資に見合った価値があったと感じる。絶対苦手な分野と想像していたので、一ヶ月間の学習で期待していたのは、何となくプログラミングのイメージが掴めるようになるといった程度だったが、それを遥かに超える学びがあった。エンジニアになりたいとは思わないが、以前よりも肌感を持って普段触れるサービスと接せられるようになったし、今後に生きる知識が得られたはずだ。受講して良かったと、間違い無く言える。

 

と、ここまででもしご関心あれば是非TECH: :CAMPの説明会に!その際私(池上 京)の紹介とお伝えいただければ受講者側も5%の割引あるし、私もAmazonギフト券もらえるらしいので是非是非おなしゃす。