It's K's life.

けーくんの備忘録です。2018年夏からケンブリッジのMBAに行きます。三島由紀夫と海老蔵に似てます。

ValuableじゃなくてImpactiveめざそーぜ

こんばんは。けーくんです。

 

お仕事頑張ったご褒美で現在伊豆のお宿に来てます。

 

はい、勿論一人です。

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持ってきた漫画も読破しちゃったし(未来日記の結末、あれどーなんだろう。結局並行世界でハッピーハッピーとかよくある終わり方過ぎてクソだろ。色々伏線張ってたクセに回収の仕方雑いわ。そもそもry)、最近仕事してて感じることを一つ、思考の整理がてらまとめてみようと思います。

 

お題:日本人は目指すべき像を、Valuable人材から脱却せにゃならんだろ

 

色んな人と話したり、知り合いのSNSでの投稿見たり、報道見てると、表現にばらつきはありますが、噛み砕くと、日本の社会ではバリューを提供できる人間になることが目標として設定されがちな印象を受けます。

バリューを提供できるっていうのはとっても大事、っていうか社会人として必要不可欠なんだと思う。

けど、それを最終的なゴールにしていいんでしょうか、っていうお話です。

バリューを提供できる人間っていうのは要するに何かのイシューに取り組むうえでその解決に寄与できる人間のことです。その寄与の仕方っていうのは人それぞれですが、総じて事務処理能力的な基礎スキルを第一に求められ、それを早期に獲得してると褒めたたえられる傾向にある気がします。「あの人は仕事ができる」、と。

そういうValuable人材となることを社会人になりたての若手は目指すように自然と誘導されます。

いや、社会人の若手というか、その前段階を対象とした教育システムが多分そうなっている。基礎教育課程の社会科学はストーリーの無い詰め込み教育とかしているし、自然科学もパターン化された法則を如何に迅速に問題に当てはめるかが勝負になっている。そこに自由な発想は求められていない。ただ、淡々と、黙々と頑張れるかが求められている。そうやって、与えられたイシューを上手く解決することが上手な、Valuable人材の卵ができあがっていく。

 

Valuableっていう単語は普通に和訳すると「価値のある」とか、「貴重な」みたいな意味になる。けど、そこにはもう少し意味があって、「誰かもしくは何かにとって」という、前提がついています。

 

すなわち、既に存在する何かにとっての価値が求められているんです。つまり、使えるやつってこと。

 

というのはちょっと言葉遊びな気もするけれど、そうやってValuable人材が量産されてるのは事実だと思います。

 

Valuable人材は確かに組織にとっても社会にとっても必要。けど、それで十分では決してない。イシューを設定したり、イシューを変えられる人間がいないといけない。そんな存在を僕は勝手にImapactive人材と呼びたい。

イシューの本質を解き明かし、そもそものストーリーをいじくれるような、インパクトを与えられる人間。時にはバリューの無い行動をとることも厭わない人間。そんなImpactiveな人がいないと、次代の変化に組織は追いつけないし、社会は変わらない。

 

マッキンゼーで最年少パートナー(今の僕と同じ26歳の時らしい。んー、すげぇ。)を務めた後独立して活躍する田中裕輔さんも、「インパクト志向」って言葉を使ってインパクトある人材を目指そうぜって言ってたけど、実際働き始めてその意味がよーく分かってきた。

同時に、個人的にはValueとImpactって何となく同じカテゴリーに分類されてたんだけど、ほんとは全然違って混同しちゃまずいってことを強く感じました。

 

Valuable目指すのもいいけど、その先にImpactiveを目指さないと、壁にぶつかるんじゃねーかなって思います。

 

ではどうすればImpactiveな存在になれるのか。最近個人的には、何かしらの意思決定の際にはすべからく、「Impactの最大化を図るには」という思考の下で判断することを積み重ねていくことが重要なのではないかと思っています。

別に、結論としてはリソースがないからできないってことになっても良いんだと思います。けど、まずは制約を除外して考えてみる(あんまり突拍子がないこと考えるのは意味ないですけど)。すると、意外と結果はついてきたりする。

ソフトバンクの孫さんも多分そういう発想でアイディア出して、スプリントの買収みたいなチャレンジを実現できているんじゃないかと思います。

 

正直言うと僕も全然できてないんですけど。どこかでImpactを出そうという発想からは逃げて、安易な道を探そうとしてる。とりあえず体裁が整えばいいってなりがち。

でもそれじゃダメとも気づいてる。多分思考の制約を取っ払って、チャレンジを続けないと、自分の夢を最大限のインパクトを持って実現することはできないんだと思います。だから、ちょっとずつ提案を自分から出して、与えられた仕事を効率化しながら効果を高めるように工夫しようとしてる。まだまだ実を結ぶことは少ないけど、たまにヒットすると嬉しい。

 

そんなわけで、Impactiveを目指して頑張る同志を諸君!仕事が辛い時も健やかなる時も病める時も、インパクトを追求する姿勢を失わないようにしましょうや。

Impactive人材に、俺はなる!!!!!!!!!!(ルフィ風)